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その1


庁舎の引越し

 2003年12月26日。庁舎の新築計画に伴う引越し作業がいよいよ始まりました。
新年1月5日より、文部科学省は千代田区丸の内(丸ビルの隣です)を4年間の仮住まいとし、中央合同庁舎第7号館の完成をもって、再び霞ヶ関の旧在地に戻る予定です。

 旧文部科学省庁舎は今から70年以上も前、昭和8年に建てられた大変歴史ある建物です。大正12年の関東大震災後のバラックを経て新築落成された鉄骨鉄筋コンクリート造(レンガ装飾のクラシックな外観)6階建ての建物は、ほぼ時を同じくして建てられた警視庁、旧内務省とならんで、霞ヶ関官庁建築の先駆をなすものだったといわれています。これらはいずれも、門や塀がなく、直接建物が街路に面した様式だったために官庁の威厳がないなどの批判もあったそうですが、いずれにせよ当時の官庁舎としては画期的なものだったようです。(参考:文部省の変遷 『日本学校建築史』)
 私にとっても一日の多くをすごす副大臣室がこの由緒ある建物から移転するのは少々寂しい。先人の志が刻み込まれたこの建物を訪れるとき、私はいつも身の引き締まる思いがしたものです。そのような、どこか毅然とした雰囲気がこの庁舎には漂っていたように思います。今回はそんなわけで、引越しを目前にした旧文部科学省庁舎からのメモリアル・レポートです。
   

虎ノ門交差点からみた旧庁舎。
隣は財務省。

引越しを前に廊下にはダンボールが山積み。

ご存知ですか?虎ノ門交差点のトラ!
最上階の見事な装飾。重厚なたたずまいです。

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