| 再びあこがれの日本に来て −18年振りに− |
1966年(昭和41年)まだヨッシーが大学生の頃、私達は日本を訪問しました。そして今度、84年9月28日、実に18年振りに、あこがれの日本に再び来ることが出来ました。ヨッシーが是非来てといって、二人のために航空券を贈ってくれたのです。
日本は本当にユニークな国だと改めて思います。随分変化した日本の様子にびっくりもしました。高速道路が縦横に走り、自動車も何倍にも増えたのに、町全体が静かで清潔になりました。昔は、自動車の鳴らすホーンの音で耳が痛くなったものです。大きな輸送トラックがゴーゴーと走り、高い建物が所狭しと立っています。女性が昔よりずっと多く働いているように思います。どこに行っても日本人はエネルギッシュで、旅行する者に元気を与えてくれます。テレビの番組もバラエティに富んでいます。そして何よりも感激したのは、ヨッシーの住んでいる町内会の運動会に参加したことです。総勢500人ぐらいが、老いも若きも一緒になって、走ったりボールをけったり……このような家族の結びつきこそが強い国の基礎力になっているのでしょうか。
日本の文化はユニークで美しいもので、とくに私は女性の着物姿が大好きです。でも何かしら伝統文化というものが、18年前に比べて少なくなってきたように思います。どんなに生活が近代化されても、日本の良さは残して欲しいと思います。
川崎の町角の小さなお店に入ると、日本人の暖かさや親切さをいつも感じます。
私達のヨッシーは、それはもう昔のままのヨッシーです。物に対する熱意、人への思いやり、これら全てあの意思の強そうな笑顔の中に見られます。妻と3人の女の子は皆、素敵で可愛いくて人形さんのようです。ヨッシーはアメリカでも良く勉強し、スポーツも秀れており、私達の自慢の息子でした。そして今、自分の人生の目標に向って同じように努力しています。10月9日、市内のホテルで行なわれた経済問題の講演会では、350人くらいのビジネスマンの前でヨッシーが国の政策やら考え方を堂々と話していました。
私達、アメリカの家族と友人は、彼のこれからの将来に対して限りない愛と期待とをもって見守っていきたいと思います。
(1984年10月16日)
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