畏(おそ)るべし、少年たちの叫び

  「少年の主張 福岡県大会」に参加して中学生たちの主張をつぶさに聴きました。全県の予選を経た16人でしたが、なんと清らかで、はきはきと、自分の言葉で、そして常に毎日の生活をしっかり踏まえています。家庭の不和、兄弟の障害、選挙への関心、ネパール人との交流などテーマは多岐に及びます。自らの摂食障害、生まれつきの卵アレルギーで苦しんでいるが周りの協力と気遣いで随分良くなってきたこと、何より食物がこんなに大切なものと分かり、今のフードロス(食物廃棄)をやめさせなければ・・・。ダウン症で生まれてきた弟が、父母の愛情で今やわが家では太陽のように、大きな夢と明るさの中心に・・・、涙なくして聞けないものでした。
  子どもながら家庭生活に苦労していることが、真っ直ぐで強い性格を育てる傾向にあります。病気で家庭が悩んでいるケースでは、将来看護士になると毅然と言う女子が4人いました。中学生とはいえ実にきちっと個性が育ち、表現力など大人も大いに学ぶべきものを持っていました。
  論語に『後生、畏(おそ)るべし』という言葉があります。若い世代が着実に育っているという戒めです。