皇居にて、全権大使の「信任状奉呈式」

  外国の全権大使は就任すると必ず、本国からの「信任状」を天皇陛下に奉呈するという厳粛な儀式が行われます。式典では天皇陛下のお側に立つ介添え役は、慣例上、閣僚が受け持つことになっており、今回畏れ多くも私がその番に当たりました。モーニングの正装で宮中昇殿し、宮内庁職員らから段取りを聴いたうえで、格式の最も高いといわれる『松の間』にて天皇陛下のお側に立ちました。ブラジルとナミビア共和国(アフリカ) 2国の新大使に対し、それぞれ陛下は実に丁寧に応対されました。対話ではユーモアも入りました。陪席の私は終始緊張の中におり、稀有の体験をひとり確認していましたが、皇居を後にする時はさすがに軽い疲れを覚えました。
  大使たちは、東京駅から馬車と騎馬隊で皇居を往復しました。小雨の中も沿道で多くの人々が見送ったそうです。
  このように手厚い接遇を受けた大使たちは、間違いなく日本との友好関係を一層深めてくれることでしょう。