米「影の大統領?」スティーブ・バノン氏、激白

  トランプ大統領の側近として活躍する「スティーブ・バノン」氏の講演を聴く機会を得ました。バノン氏は報道広告業界出身でトランプ氏の選挙対策本部長としてその当選に働いた。大統領就任後もホワイトハウス首席補佐官として事実上政権を動かした。政権内部のゴタゴタが絶えず半年余りで辞任してメディア界に戻ったが、反議会、プアホワイト寄り、反植民、アメリカファースト・・・共和党反主流のトランプ大統領の強硬思考と酷似して、現在でもトランプ大統領に大きな影響を持つとされる。軍歴もしっかりしており、駆逐艦にも乗艦し、ペンタゴンの海軍作戦部でも指揮をとった。
  風貌も声量も嵐のような迫力で、演説も激しい。正直、私はただ荒々しい叩き上げとしか知らなかったが、「東シナ海、南シナ海は決して中国の海ではない」と断言するなど、主張も論旨も極めて明確、安全保障論で博士号を有しているという。
  私は敢えて挙手をして質問をした。「今回のベトナ...ム・ハノイでの米朝首脳会談について、決裂の結果は良かった。ただ首脳会談で分かったことは、事前の外交準備がまるで出来てなかった。トランプ大統領ももう少し人材を上手に活用すべきでないか。」返ってきた答えは、「大統領は直ちに席を蹴ってきた。物事が悪くなる前に決断することが正しい」。明快である。また日本にない政治家像を見て大いに刺激を受けたところだ。
講演会主催、APAグループの元谷代表、バノン氏紹介の河井克行代議士に心から感謝します。