元 日産自動車会長「ゴーン被告」の逃亡 (私の解釈)

  正月早々、日本を、いや世界を驚かせたのは元日産会長ゴーン被告の逃亡事件であろう。金融商品取締法や会社法違反のかどで起訴されていたが、例外的に保釈を許されていた。今回無断でレバノンに出国(逃亡)したが、これは海外渡航禁止という厳しい保釈条件を破ったことになる。裁判所は保釈を取り消し、彼自身にとって事態は深刻となった。
  そもそも日産とのトラブル、訴訟には、その計り知れない業績も含めてゴーン被告に同情すべき点が無かったわけで無い、司法手続きで公正に判断されるところであった。しかし逃亡事件で、過去の行動と実績、人格と人間性において信用を失い、司法による弁解の可能性まで捨ててしまった。日産の関係者からすれば、「ああいう男だったのだから」と、全て過去の関わりと決別できる、却って踏ん切りも付いた。
  身柄がどうなるか分からないが、追っ手が来るので、レバノンから一歩も出られない。万一日本に戻ればそもそも出入国管理違反の刑事事件から出直すこととなる。犯罪に上下はないが、「高度な経済犯」から単なる「逃亡犯」に成り下がった。実に哀しくも馬鹿な男になった。