金メダル「小平奈緒」選手を育てた病院院長

  平昌(ピョンチャン)の冬季オリンピックが行われたのはもう2年前、日本選手も大活躍をした。小平奈緒選手がスピードスケート500メートルで金メダルを獲得したのも国中が沸いた。メダルを取るには本人の努力は当然であるが、周りの応援態勢もそれ以上に必要であると言われている。
   小平は長野県の信州大学を出てから地元の相澤病院に就職、そこでは病院長含む病院全体で練習を続けるための便宜と環境を徹底的に整えてくれたという。10年以上に亘り十分な練習時間と内外への遠征、合宿を、例えば「長期出張」などの扱いで、存分に与えてくれた。超一級選手の体調管理、精神管理は想像を超えるが、相澤病院は小平の親友で専門のトレーナーを一緒に雇い上げてくれた。小平奈緒が金メダルに輝いた時、彼女はまず相澤院長と病院の人々を上げて感謝の言葉を忘れなかった。
  私はその相澤孝夫院長に会うこととなった。小平選手と相澤院長のことはあの平昌オリンピックの最大の思い出として、いつか相澤先生に会いたいと憧れていた。念ずれば花開く、ある方の紹介で遂に、今は「全国病院会会長」も務める相澤孝夫先生と会うこととなり存分に対話を楽しみました。
  先生曰く「誰でも良い素質は持っています、如何に自由にそれを伸ばす環境を用意してやるかが大切なことです。」学ぶことの多い対話でした。私もひとつ具体的に言いました、「大学でも実業団でも超一級の選手の手前には二線級アスリートが沢山いる、彼らは有名にもならず、仕事の本業でも後れがちである。彼らのポテンシャル(潜在力)をどう開発、活用するか、ご教示願いたい。」
  小平奈緒選手は今、次の冬季オリンピックに向けて懸命に練習を重ねている、とのことでした。