「陸上イージス」配備停止の衝撃

  防衛省は15日、山口県、秋田県に準備していた地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」を停止すると発表した。国と自民党にとって負の衝撃は余りに大きい。理由は技術とかコストなどいろいろ挙げているが、始めから分かっていたこと今更弁解にもならない。導入時点から大議論があって、国会や対アメリカ、地元の山口、秋田両県には無理な説明を重ねてきた、その政治的後始末も大変。このシステムに代わる態勢については何らの説明も出来てない、何より国全体の安全保障の根幹に関わるもので、防衛省、政府内のドタバタには慄然とする。自民党の国防部会も大いに荒れた。
  「過ちを改めるに憚(はばか)るなかれ」(=失敗に気付いたら速やかに修正せよ)との諺があるが、実に大きな過ちであった。
  それでも政治は歩きを止めるわけにはいかない。新型コロナで揺れた国会もとりあえず終わった。