香港向け「国家安全法」施行。習近平氏の国賓来日、凍結へ

  遂に香港の「国家安全法」が施行され、高度の自治が約束された「一国二制度」が崩壊した。中国本土の治安・警察組織が入ってきて、いわゆる民主的活動が極度に抑圧される。米国はじめ国際社会が猛批判し、日本も正式に「遺憾」声明を出したところであるが、中国はそれを強行した。
  香港の中国への返還についてはサッチャー・鄧小平間の中英宣言(1984年)で返還後50年間は「一国二制度」を保証することとなり、そのことは翌1985年に国連にも届けられ国際協定の地位を得た。実際の返還は1997年。今回の措置を中国は一貫して「内政問題」とするが、これは明らかな国際法違反であり、合わせて個人の基本的人権を守る国連人権宣言などにも反している。
  中国のこれらの暴挙で習近平国家主席の「国賓来日」は事実上凍結された、との認識が政府内にも広がっている。当然の成り行きであるが、今後の動きは厳しく見届ける必要がある。
        (写真は、3月8日「国賓来日反対 国民運動」の報告誌から)