石炭火力発電、休廃止の決定

  政府は、石炭火力発電が地球温暖化、環境対策では最も汚染度が高いとの観点から「2030年度までに低効率老朽施設の90%、約100基を廃止する」という決定をした。石炭火力は全電源の26%を占め、かつ当面は経済的、経営的にも有利とされているが、国際的にはその廃止が(SDG ‘s)大勢となり、かつ金融界の支援(融資、投資)も無くなってきた(ESG)のがその背景にある。今回環境省、経産省がよく決断してくれたと高く評価する。
  私が環境大臣在任中、最も苦労したのもこの石炭火力問題であった。私は電力業界のことは知り抜いているので悩んだが、遂には東京電力社長らを個別に呼び出し、横須賀地区の新設は止めてくれと申し入れたこともある。これらは今回の政府決定に些かの影響を与えたかも知れない。
  環境問題とコロナ禍は深く関係する、というのが一般化しつつある。自然災害と合わせて感染症発生を抑えるためにも、環境対策の強化が一層必要となる。