フロンガス、地球温暖化の元凶

  マスコミの取材の中で「フロンガス」についても質問された。私は「よく聴いてくれました」と言って答え始めました。
  私は環境大臣在任中、多くの政策を実行してきましたが、このフロンガス対策もまた(地味で目立たないけれど、)重要な業績ではないかと密かに自負しています。
  まずフロンガス排出の法規制を格段に強化し、法律は今年の4月1日に施行された。その法案(「改正フロン排出抑制法」)の国会審議期間中、私がはっと気が付いたことがある。フロンガスの国際的規制は昔から厳しく行われてきたが、それを今も真剣に管理実施しているのはほぼ日本だけで、他の国々、発展途上国はもちろん欧米先進国でも余り真面目に取り組んでいないことに気が付いた。私は直ちに局長以下に指示をして、国際事務局及び主要な先進国に対して国内の規制管理をより厳しくすべきと意見具申させた。その旨内外の行政にも広く伝えた。
  近年豪雨災害など頻発する自然災害は「地球温暖化、気候変動」が原因と言われ、その最大の原因は人間の発するCO2と説明される。ところでフロンガスこそ地球温暖化には遥かに影響は大きく、その加害度 (「温室効果」)たるや、単位当たりCO2の5千倍から1万倍にも及ぶという。フロンガスは本来冷房機器などに有用で人間の近代生活には不可欠な化学素材とされているが、地球の大気圏を包む「オゾン層」を破壊するということで、昔からその規制は国際的にも認識され厳しく実施されてきた(「モントリオール議定書」1987年)。